新年、明けましておめでとうございます。
あれよこれよという間に、年末年始も過ぎ、1月9日になってしまいました。依存症のヒトシです。仙台ダルクの年末年始も、クリスマス会、年越し、お正月、初詣とイベントが目白押しでした。NAミーティングは大晦日、元旦を問わず開催され、ダルクも1月4日から通常プログラムが開始されました。1月6日には、施設の卒業者をはじめ訪問者が絶えず、対応に追われました。薬物のことを考える暇もありません。皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか?
私自身といえば、クリスマス会でクリスマスソングを支援者と仲間と共に披露したのですが、ギターのコードをギターアンプに刺していないということをやらかしてしまいました。あとから抜けているシールドジャックに気づき密かに苦笑いしました。抜けてました。私は、弾き語りであいみょん2曲を披露したのですが、そのあと神父様と本人の歌を聴きにいけたことは、この1年の最大の喜びの一つでした。
年末年始で私が仲間と一緒に担当した料理は、クリスマス会ではシチュー、年末には年越しそば、お節料理では総菜の買い出しと重箱に盛り付けを、新年にはお汁粉を振る舞いました。年越しそばは、前回好評だったため、頑張って用意をしたのですが、カツオの出汁が強すぎて魚臭さが表に出てしまい少し失敗した感がありました。それでもおいしいと言って食べてくれた仲間に暖かさを感じました。しかし、ゆでたそばが多く残ってしまったことで、仲間の舌は正直だと思わされました。今年リベンジしようとは考えていません。
いいことだけではなく、クリスマス前には一緒に歩んでいた仲間が、突然施設を離れました。私の何が足りなかったのだろうか、何が悪かったのだろうか、私が何かできなかったのだろうかと、いまだにもやもや悩んで考えてしまいます。はかり知ることはできませんが、これまで私にかかわった周りの人々に私が薬を使ったために同じような思いをさせていたかもしれない、と思いました。そう思うと、何とも言えない感情に覆われました。自分がしでかしたことが形を変えて返ってきているようです。自分が薬を使ってやってきたことを忘れず、ここで与えられた薬物を使わない日々を大切にしていこうと思います。本年もこれまでどおり、ご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。